入れ歯治療の必要性 保険診療と自費診療の違いまで解説

こんにちは。

伊丹市、阪急伊丹駅すぐの歯医者、はまだ歯科クリニックです。

入れ歯治療を現在考えている方々にとって費用は、とても大事なポイントです。

最初は、入れ歯治療って高いのではないだろうか…と思ってしまうことがあるでしょう。

しかし、入れ歯治療は、保険診療であれば、安い費用で行うことができます。

一方で自費診療の入れ歯治療もあるので、どこまでが保険診療で済むのか、どこからが自費診療になるのか、あらかじめ知っておく必要があります。

できるだけ安くという思いであれば、当然保険診療を選択することになりますが、安易に保険診療の入れ歯治療を選んでしまって大丈夫なのかも気になる問題です。

今回この記事では、

保険診療の入れ歯治療と自費診療の入れ歯治療は何が違うのか?

保険診療の部分入れ歯と総入れ歯

自費診療の入れ歯治療の種類

入れ歯治療はとても大切なこと

入れ歯治療をした後のケアも大事

入れ歯治療をしなければならない理由

について知ることができます。

入れ歯治療のことが気になるという方々は、ぜひ一読ください。

保険診療の入れ歯治療と自費診療の入れ歯治療は何が違うのか?

保険診療と自費診療の違いとは

保険診療の入れ歯治療と自費診療の入れ歯治療は何が違うのでしょうか。

保険診療の入れ歯は、保険が適用されるため比較して費用を安く抑えることができる治療のことを言います。

また、全国どこの歯科医院で治療しても、同じ治療費なのも安心材料です。

ただし、保険診療では、使用できる素材に制限がかかってしまうことになります。

さらに、治療内容が決められた範囲内に限定されてしまう…と言ったデメリットがあります。

一方で、自費診療の入れ歯は高額費用になりがちなのですが、目立ちにくい素材を使用し、審美性の高い見た目のいい治療を行うことができます。

保険診療の部分入れ歯と総入れ歯

部分入れ歯

部分入れ歯は、自身の歯が1本でも残っている場合、治療する入れ歯のことです。

プラスチックと金属の金具を使用して、なくなった歯を補っていきます。

保険診療の部分入れ歯は、とても安い費用で治療することができます。

ただし、歯に引っかける銀色の金具が目立ってしまって審美性が良くないとか、寿命が短いといったデメリットがあります。

メンテナンスしても、おおよそ4年~5年程度の寿命です。

また、自分自身の歯と比較してしまえば、噛む力はおおよそ40%~50%低下するとも言われています。

さらに、入れ歯の周囲からアゴ骨の量が減ってしまうため、現存ある歯の寿命が短くなっていく傾向があります。

気になる方々は、自費診療を含め選択することになります。

総入れ歯(プラスチック)

総入れ歯(プラスチック)は、自身の歯が1本も残っていない場合に治療する入れ歯のことです。

こちらは、全部プラスチックで作られています。

総入れ歯(プラスチック)もとても安い費用で治療することができます。

しかし、噛む力が自分の歯のおおよそ10%~20%あたりまで低下してしまうことや、入れ歯が分厚くなってしまうため、違和感を感じる、外れる、滑舌が悪くなる、というデメリットもあるため、納得した上での入れ歯作りが必要です。

自費診療の入れ歯治療の種類

入れ歯 自費診療

自費診療においては、保険診療のような一律の決まりや、制限がないため、

歯医者

治療する範囲

入れ歯の種類

また、エリアによって、費用は大きく変わってきてしまうことでしょう。

金属床の入れ歯

金属床の入れ歯とは、歯ぐきに触れる部分が金属の素材で作られている入れ歯のことです。

金属床の入れ歯は費用が高いこともあり、保険診療の入れ歯治療のおおよそ1/3の薄さで入れ歯を作ることができます。

金属床の入れ歯は、違和感が少なく、たわみにくい素材を使用しているため、部分入れ歯であっても周囲にある歯に負担をかけにくいメリットがあります。

また、熱伝導率が高いため食べ物の温度を感じやすいとか、入れ歯素材としては長持ちしやすいという大きなメリットがあります。

ただし、材質的に修理がしにくい面はデメリットです。

また、安価な金属床を使用してしまうことで、金属アレルギーを起こしてしまう症例があるといわれています。

さらに、安価な金属床であれば重みを感じたり、落ちたり、外れたりしやすいです。

さらに金属床の入れ歯は、自費診療の中でも料金が高い方なのでそれ以外の選択の余地があるのかもしれません。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーとは、金属のバネがない入れ歯治療のことです。

保険診療の部分入れ歯とは違って、金属製の金具を使わないため見た目を重視することができますし、軽くフィット感がある素材であるため、外れにくいメリットがあります。

さらに、金属アレルギーの方でも、全く気にしないで使用できることもメリットです。

しかし、金属床の入れ歯と比較すると、耐久性が低くなる傾向があり、おおよそ2~5年ごとに修理・作り直しが必要になる可能性があります。

さらにノンクラスプデンチャーは、壊れた場合には修理が難しい、治療範囲が広い場合たわみやすいというデメリットがあります。

ですから、一概に自費診療の入れ歯治療がいいという結論ではありません。

当医院では、患者さんと向き合い、要望もしっかり聞き取り、その上で一番合った入れ歯治療の方法を提案・選択します。

入れ歯治療はとても大切なこと

やはり患者さんの多くは、初めての入れ歯治療には抵抗があるでしょう。

しかし、入れ歯治療はとても大事なことなので、それを理解して欲しいと思います。

当医院で行う入れ歯治療のメリット

そもそも入れ歯の大事な役割は、いつも正しい噛み合わせを維持することです。

なくした歯がまだ少ないと言った理由で入れ歯を躊躇していると、すぐに噛み合わせのバランスが崩れてしまって、肩凝り、頭痛、姿勢が悪くなるなどと、様々な問題を起こすことになります。

思い切って入れ歯治療をすることで、顎の関節などのバランスを上手く取ることができ、

噛む

食べる

発音する

という機能が正常に維持できるようになります。

見た目にも入れ歯治療は大事

また歯が抜けている方は、どうしてもその部分が落ちくぼんでしまって老けて見られがちです。

また、口元を隠そうとしてどうしても大きく笑うことができないという方もいらっしゃることでしょう。

入れ歯を入れることによって老けた顔貌が緩和されて、若々しく見え、会話や食事を楽しめるでしょう。

入れ歯は年寄りに思われるという理由で敬遠する方々も多いですが、入れたほうが若々しく見えることを、ぜひ頭に入れておくべきでしょう。

当医院においても入れ歯治療を行ったことで、笑顔の数が増えた患者さんが大勢いらっしゃいます。

入れ歯治療をした後のケアも大事

入れ歯はケアが大事

入れ歯を使用し続けると、歯茎が痩せてきてしまって、入れ歯が傾き、がたつきなどが出ることがあります。

部分入れ歯の場合、金具を引っかけている歯に負担がかかってしまい、最悪のパターンでは抜け落ちてしまう可能性もあります。

歯が抜け落ちないためにも、入れ歯治療をした後は、最低でも半年に1度は、歯医者で入れ歯の具合をよく診てもらって、歯茎とのすき間が空いていたら埋めるような治療が必要です。

また、お家での日々のクリーニングも大事です。

高齢者の方や、病気の後遺症などがある方の場合、周囲の人たちの助けが必要な場合もあるかもしれません。

いつもバランスを維持した、かつ、清潔な入れ歯を使用していることが、残っている歯を守り、健康を維持するための大事なポイントです。

当医院では、入れ歯治療を行ったあとも、しっかり患者さんと寄り添いケアを行っていきます。

入れ歯治療をしなければならない理由

入れ歯治療をしなければならない理由は、ズバリ、歯を失ってしまったからです。

特に

歯周病

虫歯

歯が欠けた

という事態は、歯をなくしてしまう大きな要因です。

歯周病

歯をなくしてしまい、入れ歯治療をしなければならない原因のひとつは、歯周病です。

歯周病は決して軽視できない病気です。

一方で、症状が進行するまでなかなか自覚症状が出ないため、サイレントディシーズ(静かなる病気)とも呼ばれています。

つまり、歯に痛みや腫れなどの症状がなく、歯科医院の定期検診にはなかなか行かないという人たちは、いつの間にか症状が進行し、歯を失ってしまう状態に近づいているのです。

腫れや痛みがある

歯がグラついている

噛みにくい

などの症状が出たころは、既に時遅し、歯を支える骨がかなり溶けてしまっていて、そのまま歯を抜くケースも少なくありません。

虫歯

入れ歯原因 むし歯

歯をなくして入れ歯になる原因の2つめは、虫歯です。

虫歯も、歯周病ほどではないにしても、初期段階では自覚症状が出にくい特徴があり、発見が遅れやすい病気なので注意が必要です。

歯科医院に行くタイミングが遅れてしまうことで、歯を大きく削ることになったり、歯の神経をとる治療をしたりし、歯の寿命を短縮させる結果になってしまいます。

また治療を行ったとしても歯自体、完全に元の状態に戻るわけではありませんので、状態が悪ければ、再治療ができず抜歯になるケースが多くあります。

歯が欠けた

歯をなくして入れ歯になる3つ目の要因は、歯が欠けたり割れたりするケースです。

事故に遭遇した

硬いものをうっかり噛んでしまった

歯ぎしりや食いしばりで負荷がかかっている

などの理由で歯が破損し、抜歯が必要になります。

入れ歯治療の選択肢しかない?

歯をなくしてしまったとき、ブリッジなどの選択肢があります。

しかし、失った歯の本数が多い場合などは、入れ歯治療以外の方法をとることができない場合があります。

部位にもよりますが、ブリッジでは歯が連続し2~3本ない状態では治療が難しくなります。

土台が少なくて、歯がない部分が多いロングブリッジの治療は、噛む力に耐えきれなくて長持ちしないケースが多くあります。

さらに、少ない土台で歯がない部分を支えてしまうと、本来健康である土台の歯にも負荷が強くかかって、土台の歯の寿命も短くなってしまいます。

当歯科医院においても、患者さんの意見もよく聞いた上で、現状の最適な治療方法として入れ歯治療をすすめる場合があります。

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