歯を白くしたい!ホワイトニングってどうなの?

こんにちは。

伊丹市、阪急伊丹駅すぐの歯医者、はまだ歯科クリニックです。

マスク着用が個人の判断となり、人前で歯を見せる機会も増えてきたかと思います。

当院でも脱マスク生活の方針が示されたあたりから、口元をキレイにしたいという相談が増えてまいりました。

そこで今回の記事では歯を白くするホワイトニング、その中でも特に自宅で行うことができる『ホームホワイトニング』について解説します。

忙しくてなかなか歯医者に通えない、とホワイトニングを諦めていた方でも取り組んでいただけるものとなっていますので、ぜひ当記事を参考にしていただき、少しでもご興味がございましたら当院までお気軽にご相談ください。

 

ホワイトニング基礎知識

それではまず、ホワイトニングとは何か、というところからお話しいたします。

端的に申しますと『歯を白くする』ことですが、漂白剤により歯の色素を除去し、元々の歯の色よりも白くすることを目的としています。

歯の構造は2層になっており、表面のエナメル質とその奥の象牙質からできています。

表層のエナメル質は白色系の半透明色で、奥の象牙質は黄色がかった白色をしています。

日本人の歯はアングロサクソン系の白人と比較するとエナメル質が薄い傾向にあります。

このため、象牙質の色が透けて見え、日本人の歯はやや黄色味を帯びているのが普通です。

ホワイトニングではこの象牙質に薬剤を届かせ、本来の歯の色以上に白くすることができます。

歯科医院で行うホワイトニングは専用の薬剤や紫外線照射などを用い、歯科医や歯科衛生士が施術を行います。

短期間で集中的に歯を白くしたい方におすすめです。

こちらは後述のホームホワイトニングと区別するために、オフィスホワイトニングと呼ばれます。

 

ホームホワイトニングとは

ホームホワイトニングとは、専用のマウスピースを使ってご自宅でホワイトニングを行う手法です。

初めに歯型を採り、ホワイトニング用のマウスピースを作成します。

装着して違和感がなければ、マウスピースにホワイトニングの薬剤を流し込み、お好きなタイミングで1日数時間ほど装着します。

これを毎日繰り返すことで漂白剤が徐々に浸透していきますので、ご希望の白さになるまで続けます。

 

歯磨きでホワイトニング?

ネットでホワイトニングと検索すると、おすすめの歯磨き粉がランキング形式で紹介されていたりします。

それらの商品を使うと、ホワイトニングになるのでしょうか?

結論としては、歯科医院のホワイトニングとは別物です。

ホワイトニングを謳った歯磨き粉は、あくまで表面のステイン(着色汚れ)を取り除くためのものです。

先に紹介した歯の構造で言うと、表層のエナメル質に付いた着色汚れを落とすことはできますが、象牙質を白くすることはできません。

歯本来の自然な白さに留めたい場合であれば、選択肢の1つにはなります。

また、海外製の歯磨き粉の中には、象牙質を漂白する働きのある過酸化水素が含まれているものもありますが、知覚過敏や痛みが生じる恐れがあります。

それらの商品はそもそも日本国内では販売が認められていないものですので、安易に自己判断で使用するのはおすすめいたしません。

 

ホームホワイトニングのメリット

ここからはホームホワイトニングのメリットとデメリットについて解説します。

まずはメリットから述べていきます。

自分のペースで取り組め、こまめに歯科医院へ通わなくてもよい

・オフィスホワイトニングと比べて費用が安価

・時間を掛けて徐々に白くしていくので、効果が持続しやすい

就寝前など、自宅で都合の良いタイミングで行える点がメリットです。

薬剤を込めたマウスピースの装着時間は1日大体1〜2時間ですので、習慣にしてしまえばそれほど苦にならずに続けていただけます。

そして一度マウスピースを作成すれば、薬剤の追加のみで続けられるためコスト面でも優れています。

歯科医院でのオフィスホワイトニングと比べると、安全面から使用する薬剤の濃度は低くなっているため即効性はありません。

そのぶん時間を掛けて薬剤を深く浸透させることができるため、ホワイトニングの効果が長持ちする傾向にあります。

 

ホームホワイトニングのデメリット

続いて、オフィスホワイトニングと比較したデメリット面です。

・即効性に劣り、効果を実感できるまでに時間が掛かる

・効果を出すために装着を続ける必要がある

・期間中は飲食制限がある

時間を掛けて薬剤を浸透させるメリットもありますが、その場で効果が得られない点はデメリットの1つではあります。

例えば結婚式などのイベントが控えていて、すぐに白くしたい場合には歯科医院でのオフィスホワイトニングを選んだ方が良いです。

十分な効果を出すためには自己管理が重要になります。

装着を怠ってしまうと期待通りの効果が得にくいですし、ホワイトニング直後の30分〜1時間はなるべく飲食を控える必要があります。

また、ホワイトニング期間中は色の濃い飲食物を摂らないよう注意してください。

飲み物ではコーヒーやお茶、赤ワイン、ココア、コーラなどです。

アントシアニン、カテキンに代表されるポリフェノール類は唾液に含まれるペリクルと結合し、ステインとなります。

コーラには着色性のあるカラメル色素が含まれ、強い酸性も有していますので歯の表面を溶かし、色素が入り込みやすいとされています。

食べ物ではカレーやミートソース、キムチなどの色の濃いもの、また合成着色料を多く含むものも避けてください。

制限した方がいい飲食物やそのタイミングについてはカウンセリングや治療開始時にお伝えしますので、ご不明な点は遠慮なくお聞きください。

 

ホワイトニングをしてはいけない場合は?

次に、ホワイトニングをしてはいけない場合についてご説明します。

むし歯や歯周病のある方

むし歯や歯周病があると、薬剤がその部分に触れることで痛みや炎症が起きる可能性があります。
そのため、むし歯や歯周病が見つかった場合はまずそちらの治療を優先します。

妊娠中・授乳中の方

妊娠中や授乳中の方は、ホワイトニングで使用する薬剤が母体や母乳を通して胎児、乳児に影響を与える可能性が否定しきれないため、控えていただいています。

実際にホワイトニング剤によって胎児や乳児に悪い影響が出た事例は確認されていませんが、万が一のことを考えてやめておいたほうが無難でしょう。

無カタラーゼ症

ホワイトニングに使われる過酸化水素は、通常であれば多少体内に入ったところで害はありません。

ですが、無カタラーゼ症の方は体内にカタラーゼという酵素がないため、この過酸化水素を分解することができません。

そのため、口腔内の腫れやひどい場合は壊死が起こる可能性があるため、過酸化水素を用いるホワイトニングは禁忌とされています。

場合によっては、オフィスホワイトニングと比べて濃度の薄い薬剤を用いるホームホワイトニングであれば可能なこともありますので、詳しくは一度当院までご相談いただけますと幸いです。

 

ホワイトニングに注意が必要な場合

ホワイトニングが絶対禁忌とまではいきませんが、効果が期待できない場合や他の治療を伴う場合についてご説明します。

ホワイトスポット

歯の一部分に白い斑点ができることをホワイトスポットと言います。

ホワイトニングを行うことで、このホワイトスポットの部分がより目立ってしまう場合があります。

ホワイトニングと一緒にホワイトスポットの治療を受けることで、歯の色を合わせて違和感のない見た目にすることが可能です。

テトラサイクリン

子供の頃にテトラサイクリン系の抗生物質を服用した影響で、歯の変色が表れることをテトラサイクリン歯と言います。

抗生物質の成分が象牙質に沈着することによって起こる変色で、この状態をホワイトニングで消すことは難しく、期待する白さは得られない可能性が高いです。

歯の神経が死んでいる場合

歯の神経が死んでいる場合、血液が循環しなくなる等の理由により、歯の内側から黒く変色していきます。

こういった場合の変色は、通常のホワイトニングでは効果が得られません。

 

ホワイトニング以外の方法

それでは先ほどご説明したテトラサイクリン歯や、歯の神経が死んでいる場合では、もう見た目を改善することはできないのでしょうか?

ここではホワイトニングが適さない場合の審美的治療の一例もご紹介しておきます。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面を削ってセラミックなどの素材を張り付け、歯並びや色を整える治療です。

健康な歯を削ることのデメリットもありますので、ご検討の際はよく相談されることをおすすめします。

セラミッククラウン

セラミッククラウンとは、簡単に言うとセラミックを素材にした歯の被せ物です。

自分自身の歯を土台として、その上から歯全体を覆うように被せる治療法です。

先ほどのラミネートベニアと比べて、より多くの範囲を削ることになります。

患者さんの口内の状態によって適した治療法は異なります。

気になる方にはしっかりとご説明させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

 

まとめ

歯を白くしたい、けど忙しくて歯医者に定期的に通うのも難しい…。

そんな悩みをお持ちの方におすすめのホームホワイトニングをご紹介いたしました。

ご自身の生活ペースに合ったタイミングで行うことができ、徐々に白くしていくため色戻りもしにくいホームホワイトニング。

キレイな歯で思いっきり笑いたい。

口元に自信を持ちたい。

そうお思いの方は、まずはご相談からでもお気軽にお問い合わせください。

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